効果的な勉強法
効果的な勉強の仕方を検索していたら
How to Learn Effectively in Medical School: Test Yourself, Learn Actively, and Repeat in Intervals(Yale Journal of Biology & Medicine)
という記事を見つけた。
この論文には効果的な勉強法の以下の3つのポイントが挙げられている。
①テスト効果(Testing effect)
②能動的な想起(Active recall)
③間隔をあけた繰り返し(Spaced repetitions)
①テスト効果
40単語を覚える際、勉強時間に4回繰り返し勉強したグループと1回だけ勉強して3回のテストをしたグループで比較したところ、2日後のテストで前者のグループの平均正答率15%に対して後者のグループは平均正答率20%だったという研究が紹介されている。
②能動的な想起
パーティで新しく知り合った人の名前を思い出すテストで、1つ目のグループは受動的に名前が教えられ、2つ目のグループは自分から訊くもの。最後のテストで1つ目のグループは平均5.8人の名前を答えられたのに対し、2つ目のグループは11.5人の名前をこたえることができた。
自分から調べることをretrieval practice(検索演習と訳されることが多い)と言います。
③間隔をあけた繰り返し
250人の学生を5つのグループに分け、免疫学と生殖生理学の30の概念を学習させる実験。試験は29日後だが、4つのグループをそれぞれ間隔を開けて3日間(例えば1日目、10日目、20日目というように)思い出させ、1つのグループのみ自由(統制群)とした。その結果どのように間隔を開けても同じ結果となり、また、間隔を開けて思い出したグループは統制群よりもはるかに良い成績だった。
この論文を身近に生かすとすれば、
①とりあえず模試を受ける。
②なんだろう?と調べる。
③ふと思ったときにまた調べる。繰り返しやる。
気になったことはメモしておいたりして調べるのがやはりいいんですね。